日別: 2017年1月3日

債務整理の種類

債務整理には大きく分けて3つの種類があります。1つ目が任意整理です。これには過払い金請求を含める場合もあります。過払い金請求は法律のグレーゾーンを利用して、法定利率以上の金利で貸し付けを行う消費者金融に対して、払いすぎた利息を返還するように求めることです。これによってお金が戻ってくるだけでなく、今後支払う利息も減らせる可能性があります。現在返済中の借金であれば任意整理、完済した分であれば過払い金請求と呼びます。過払い金以外にも、弁護士と貸し主が話しあって、借金の返済が可能になるよう交渉をすることもあります。

2つ目は民事再生です。任意整理でも借金が整理しきれなかった場合、住宅ローン以外の借金を大幅に減額できる手段です。住宅を手放す必要がないというメリットがあります。継続して収入があると認められた場合利用できます。

3つ目は自己破産です。任意整理や民事再生を行っても払い切れない場合の最後の手段です。自宅や車など全ての資産を手放す代わりに、借金を全てなくすことができます。自己破産後の生活には多少の制限がかかりますが、普通に生きていくことはできます。気をつけなければいけないのは、自分が借金を返済しなくて良くなるだけなので、連帯保証人に請求がいってしまうことです。

 

債務整理による影響

借金を減額できる債務整理という制度ですが、もちろんメリットだけではなくデメリットもあります。3種類の債務整理を行うことでその後の生活にはどのような影響が出るのでしょうか。

任意整理は一番デメリットの少ない手段です。財産を手放したり煩雑な手続きをする必要はなく、債権者が同意すれば手続きを進められます。気をつけなくてはいけないのが、全額返済済みの状態で過払い金請求を行っても信用情報機関などのブラックリストには載りませんが、返済中に任意整理を行うとブラックリストに載ってしまいます。

民事再生は住宅を手放す必要がない代わりに、住宅ローンの支払いは続けなければいけません。住宅ローン以外の借金を減額したものは、3年の間に分割で支払わなければいけないので帳消しにはできません。当然ブラックリストには載りますし、官報というものにも氏名が載ってしまいます。官報は一般の人が見るとこはほとんどありませんが誰でも見ることはでき、闇金などの業者が官報の情報を基に接触してくる危険はあります。

自己破産は最もデメリットの多い手段です。財産を全て手放さなければなりませんし、一部の職業に就くこともできなくなります。ブラックリストや官報、破産者名簿に氏名が載りますが、戸籍に載ったり会社に知られてしまうということはありません。選挙権がはく奪されたり、年金がもらえなくなるといううわさもありますがそれは嘘です。しかし連帯保証人に支払い義務が生じてしまうため、周りの人に迷惑をかけずに済むというわけにはいきません。